Pekanbaruの思い出 1 憧れのモスク [Indonesia]
今回から数回はPekanbaruプカンバルである。
プカンバルはスマトラ島の中央付近に位置する。
プカンバルへは2回行った。2016年10月8日が日帰りで、12月11日は一泊だ。
10月8日にプカンバルへ行ったのが、初めての国内旅行だったと思う。
インドネシアは大きい。どれぐらい大きいかということ知りたくて、下の写真を撮ってみた。購入した地図に日本の地図の縮尺を合わせてみたのだ。
特にスマトラ島は大きく、本州と四国を足した長さを更に分厚くしたような大きさだ。カラー印刷されている部分がインドネシアで、白い部分はマレーシアなど、インドネシア以外だ。
なぜ、プカンバルが初めての国内旅行だったかというと、2012年の記憶に遡る。2012年の頃は、まだ今のようにインターネットで場所の情報が得られる状態ではなかった。
例えば、Google Mapでもまだ描かれていない道路がたくさんあったりした。旅行の行く先を選ぶにもTrip AdvisorやExpediaが出始めた頃で、情報の密度も精度も低かった。
当時シンガポールに住んでいたのだが、すぐ隣にスマトラ島があるのに、スマトラ島の観光情報はほとんど皆無に等しかった。印刷物の地図すら手に入れることが難しく、「トバ湖」ぐらいしか、観光地として、上がってこなかった。
「こんなに大きな島なのに、全部ジャングル?」
辛うじて、インドネシアの国内線航空会社のサイトといっても切符が買えるわけではなく、どこも会社案内程度を見て、スマトラには、メダン、パダン、パレンバンという空港がありそうだ、というのがわかった程度だった。
観光をキーワードに調べるから出てこないのかもしれない、と思い、イスラム教の国なのでモスクと入れてみた。
そしたら、インドのタージマハルに匹敵する美しいモスクの写真が出てきた。それが、プカンバルあるというのを突き止めたが、行き着くことができなかったのである。
だから、インドネシア国内旅行をするにあたって、最初に行きたかったのが、プカンバルだったのだ。
スマトラ島をこんなにゆっくりみたのは初めてだった。やはりデカイ。大陸かと思う。
川がうねっている。ということは、勾配が緩いのかな?上空からだと分かりにくいけど、傾斜が少ないのだろう。
それにしても広い。広大な土地が広がる。山は遥か遠くに見えるだけだ。
なんてことはない街の風景だが、初めてのことだったので、胸が高鳴ってシャッターを切る。どんな人たちがいるのだろうと。
地図では、白丸と地名しかなかったのに、たくさん人が住んでいるじゃないか、という安堵もあった。
空港ビルが見える。けっこう近代的!!
こんなに立派な空港があるのにビックリ。
タクシーカウンターで街まで手配。
助手席に乗り込む。
2012年よりは進化した2016年のインターネット事情。実は、2012年に見た写真は簡単には見つからず、プカンバルで最も有名なモスクとして、調べたモスクを運転手に告げたのだった。
それが、ここである。
さんざん、インターネットで調べていたので、予想通りであるのには違いないのだが、2012年に見た衝撃的に美しいモスクとは違う。
このモスクはアン・ヌールモスクという。
2012年に見た写真はこんな風だった。ココ
目を細めてみても、タージマハルには見えない。前庭の噴水に水が張られていないし、そして、建物の色が違う。
モスクなんて初めてだし、見るものあるのかも分からない。見所もよく分からない。異教徒が入ったら叱られるかもしれない。色々とネガティブな心境が沸き起こってくるが、ここまで来て、引き返すわけにもいかない。他へ行っても、周りはみんなイスラム教だし。
というわけで、入ることにした。
人は少ないのだが、建物に出入りしている人たちは皆裸足だ。履物はどうしているのだろう、とキョロキョロすると、「履物預かり所」らしきカウンターがある。
「履物預かり所」という看板があるわけでも、人がいるわけでもない。正確にいうなら、履物がてんこ盛りになったカウンターがあったのである。
日本人としては、簡単でもいいから、個別のロッカーに入れないと、他人のと間違えないだろうかと思ってしまう。しかし、てんこ盛りになっている履物の数はとてつもない。ここに、仮に自分の履物を一足増やして、仮に誰かがそれを間違えて履いていったとしたら、奇跡的なこととも思える。それほど、たくさんの履物がある。
そして、その履物は無造作に投げ捨てられて山になっているのではなく、キチンと一足づづ揃っている。持ち主が「私は後でこれを取りに来て履きます」と主張しているかのようだ。
カウンターの履物を3周くらい回って眺めて、その一部に自分の一足を置く決心をして、上がることにした。
「履物預かり所」の近くにエスカレーターがあって2階に上がる。「あー、タージマハル」騙された自分を悔やむ気持ちに、上に何があるかの好奇心がかぶさってくる。
ムスリム老夫婦が手を取り合って、先に上がる。旦那さんが奥さんを優しくエスカレーターに誘う。
上がったところは礼拝堂だった。広い空間である。つい立てがあって、女性の場所は少し後方になっている。先ほどの老夫婦も、手をほどき、つい立ての手前で別れたのだった。
初モスクだったので、あんまり写真は撮らなかったが、これからもモスク巡りをしようと思ったきっかけになった。
この後の予定を決めあぐねていたのだが、プカンバルにはスマトラ最古のモスクがあるというので、そちらへ行くことにした。
プカンバルはスマトラ島の中央付近に位置する。
プカンバルへは2回行った。2016年10月8日が日帰りで、12月11日は一泊だ。
10月8日にプカンバルへ行ったのが、初めての国内旅行だったと思う。
インドネシアは大きい。どれぐらい大きいかということ知りたくて、下の写真を撮ってみた。購入した地図に日本の地図の縮尺を合わせてみたのだ。
特にスマトラ島は大きく、本州と四国を足した長さを更に分厚くしたような大きさだ。カラー印刷されている部分がインドネシアで、白い部分はマレーシアなど、インドネシア以外だ。
なぜ、プカンバルが初めての国内旅行だったかというと、2012年の記憶に遡る。2012年の頃は、まだ今のようにインターネットで場所の情報が得られる状態ではなかった。
例えば、Google Mapでもまだ描かれていない道路がたくさんあったりした。旅行の行く先を選ぶにもTrip AdvisorやExpediaが出始めた頃で、情報の密度も精度も低かった。
当時シンガポールに住んでいたのだが、すぐ隣にスマトラ島があるのに、スマトラ島の観光情報はほとんど皆無に等しかった。印刷物の地図すら手に入れることが難しく、「トバ湖」ぐらいしか、観光地として、上がってこなかった。
「こんなに大きな島なのに、全部ジャングル?」
辛うじて、インドネシアの国内線航空会社のサイトといっても切符が買えるわけではなく、どこも会社案内程度を見て、スマトラには、メダン、パダン、パレンバンという空港がありそうだ、というのがわかった程度だった。
観光をキーワードに調べるから出てこないのかもしれない、と思い、イスラム教の国なのでモスクと入れてみた。
そしたら、インドのタージマハルに匹敵する美しいモスクの写真が出てきた。それが、プカンバルあるというのを突き止めたが、行き着くことができなかったのである。
だから、インドネシア国内旅行をするにあたって、最初に行きたかったのが、プカンバルだったのだ。
スマトラ島をこんなにゆっくりみたのは初めてだった。やはりデカイ。大陸かと思う。
川がうねっている。ということは、勾配が緩いのかな?上空からだと分かりにくいけど、傾斜が少ないのだろう。
それにしても広い。広大な土地が広がる。山は遥か遠くに見えるだけだ。
なんてことはない街の風景だが、初めてのことだったので、胸が高鳴ってシャッターを切る。どんな人たちがいるのだろうと。
地図では、白丸と地名しかなかったのに、たくさん人が住んでいるじゃないか、という安堵もあった。
空港ビルが見える。けっこう近代的!!
こんなに立派な空港があるのにビックリ。
タクシーカウンターで街まで手配。
助手席に乗り込む。
2012年よりは進化した2016年のインターネット事情。実は、2012年に見た写真は簡単には見つからず、プカンバルで最も有名なモスクとして、調べたモスクを運転手に告げたのだった。
それが、ここである。
さんざん、インターネットで調べていたので、予想通りであるのには違いないのだが、2012年に見た衝撃的に美しいモスクとは違う。
このモスクはアン・ヌールモスクという。
2012年に見た写真はこんな風だった。ココ
目を細めてみても、タージマハルには見えない。前庭の噴水に水が張られていないし、そして、建物の色が違う。
モスクなんて初めてだし、見るものあるのかも分からない。見所もよく分からない。異教徒が入ったら叱られるかもしれない。色々とネガティブな心境が沸き起こってくるが、ここまで来て、引き返すわけにもいかない。他へ行っても、周りはみんなイスラム教だし。
というわけで、入ることにした。
人は少ないのだが、建物に出入りしている人たちは皆裸足だ。履物はどうしているのだろう、とキョロキョロすると、「履物預かり所」らしきカウンターがある。
「履物預かり所」という看板があるわけでも、人がいるわけでもない。正確にいうなら、履物がてんこ盛りになったカウンターがあったのである。
日本人としては、簡単でもいいから、個別のロッカーに入れないと、他人のと間違えないだろうかと思ってしまう。しかし、てんこ盛りになっている履物の数はとてつもない。ここに、仮に自分の履物を一足増やして、仮に誰かがそれを間違えて履いていったとしたら、奇跡的なこととも思える。それほど、たくさんの履物がある。
そして、その履物は無造作に投げ捨てられて山になっているのではなく、キチンと一足づづ揃っている。持ち主が「私は後でこれを取りに来て履きます」と主張しているかのようだ。
カウンターの履物を3周くらい回って眺めて、その一部に自分の一足を置く決心をして、上がることにした。
「履物預かり所」の近くにエスカレーターがあって2階に上がる。「あー、タージマハル」騙された自分を悔やむ気持ちに、上に何があるかの好奇心がかぶさってくる。
ムスリム老夫婦が手を取り合って、先に上がる。旦那さんが奥さんを優しくエスカレーターに誘う。
上がったところは礼拝堂だった。広い空間である。つい立てがあって、女性の場所は少し後方になっている。先ほどの老夫婦も、手をほどき、つい立ての手前で別れたのだった。
初モスクだったので、あんまり写真は撮らなかったが、これからもモスク巡りをしようと思ったきっかけになった。
この後の予定を決めあぐねていたのだが、プカンバルにはスマトラ最古のモスクがあるというので、そちらへ行くことにした。
ホントに!インターネットの発展で行く前にいろいろな事がわかるようになりました。だから、初めて行くところではいつもものすごくドキドキしてました。そう言えば最近はそんなにドキドキしないかも?
スマトラの様子たのしみです。昔、私がジャワ島に行った時、隣にいた連れに、スマトラってどんなとこ?と聞いたら、人よりワニの方が多いとかだよ。と言っていました。情報がなかったとは言え、これはひどすぎますね。(笑笑).
by スカーレット (2019-09-24 18:49)
スカーレット様
ワニには会いませんでした。(笑)
でも、インターネットを見ていると、色々な場所が見えて、見てしまった場所は、行く意欲が無くなる場合も減った気がします。
ただ、反面、自分が行ったら、もっと違うものが見つかるかもと、行く意欲が湧き出る場合もあります。そして、違う写真を撮ってみようという意欲も湧きます。
そんな意欲満々で行っても、結局、ネットに出ていたアングルがベストアングルだったのだと思い知らされる場合もありますが。
インスタを見ていると、そんなありふれたアングルの写真でも、撮り方の工夫で美しい色や場面を表現する人がいて、脱帽することがあります。
by marumaru218 (2019-09-24 23:05)
そうですね。ところで、本題のモスク
by スカーレット (2019-09-25 18:15)
スカーレット様
コメントありがとうございました。
ただし、文章が途中で送られてしまったようです。
もう一度送ってみてもらえませんか?
ところで、途中にあるリンクがエラーになっていたので、再設定して、直っていると、思います。
by marumaru218 (2019-09-26 07:52)
途中で途切れてしまったようです。
本題のモスクですが、すごい立派ですね!飛行機から見た写真ではジャングルが広がってるように見えますが、こんな立派なのがあるなんて、驚きます。モスクの雰囲気は少し中国風なところが見受けられます。部分的にですが。面白いです。
by スカーレット (2019-09-28 18:58)
スカーレット様
中国風のものが見えることで、アジアの一部なんだなって分かりますよね。
確かにジャングルの中の大都市です。
by marumaru218 (2019-09-29 12:41)