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シアトルの思い出 [USA]

インドネシアのことを書き続けていたのだが、書いていて飽きもあるので、少し違う所も書いてみようと思う。

今回はアメリカ合衆国のシアトルである。
訪問時期は2015年の5月14日〜16日で、少し遡った時期になる。


フライトの関係でバンクーバーからの乗り換えでシアトルに入った。航空網が発達した国ほど、短距離便の便数や小型旅客機が多い気がする。短距離であっても、移動の需要があり、また就航地が増えると、1回の搭乗人数が少なくても、便数が増えれば効率的に回せるということなのだろうか。

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確かに、バンクーバー乗り換えでのシアトル行きは、抵抗感はあったが、乗り換えても便利であり、わざわざ日にちやスケジュールを犠牲にしてまで直行便に固執する必要はないと考えるようになった、きっかけのフライトだったと思う。





北米西海岸にある山脈といえば、ロッキー山脈だと思い込んでいたら、これは、カスケード山脈と呼ぶらしい。その中の最高峰がレーニア山だ。

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この解説は英語で聞いたから、「レーニア山」は英語では「マウント・レーニア」。え?それって、コーヒーの名前の?ここはシアトル?スタバの一号店?とはてなマークが頭に充満して、「そのマウント・レーニアって、あのコンビニで売ってるコーヒーと何か関係あるの?」ってアメリカ人に聞いても分かるわけないので、口には出さず、帰国後に調べてみた。
コンビニのマウント・レーニアはスタバとは直接は関係ないが、カフェラテはシアトルが発祥で、シアトルのシンボルであるレーニア山の名前が由来なのだそうだ。

空港から列車に乗ると、シアトル・マリナーズの旧称SAFECO FIELD球場が見えてくる。2018年に名前がT-モバイルパークに変わったそうだ。

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泊まったのはシアトルの観光の突堤がある場所から近い場所だったので、ホテルから桟橋まで歩いていく。
その時に何本か大通りを渡ったのだが、一本だけ横断歩道に信号がなかった。10車線ぐらいあるのに。一直線の道で、手前から8車線ぐらいの所を走ってくる車が一台見える。
「車の通行量は少ないとは言え、この幅の距離を渡り切る前に一度は車は来るだろう。うまく渡れるだろうか。あの車が通り過ぎたら、走り抜けよう。」
と思って、意気込んでいたら、その車はスッと横断歩道の手前で止まってしまった。
「なんで止まってるんだろう。誰か拳銃片手に降りてきて、持ち物でも盗られちゃうのだろうか。でも、強盗にしては、お行儀よく横断歩道の前に止まったものだ。狙うなら、目の前に来ればいいのに。単に誰か人でも下すのかな。」
などと考えていると、次の車が見えてきた。
「あー、来ちゃったよー。アイツが通過する頃には、さっきの車は出発するかな。2台が出発したら、走るか。でも、何だか2台目のやつ遅いなぁ。広い道で、見通し良いし、車少ないんだから、すっ飛ばしてくりゃいいのに」などと見ているとj、3台目も見えてきた。
「これなら、先にさっさと渡っちゃえばよかった。」
横断歩道の手前で止まった1台目の車からは誰も降りてこない。運転手は、こちらを見て、何か手振りをしているようにも見えるが、10車線の手前から8車線目の距離なので、電話しているようにも見える。
そうこうしているうちに、2台目の車も横断歩道の手前でピタリと止まり、3台目も程なく横断歩道の手前でピタリと止まった。
「あら?渡るのを待ってたの?いやぁ、これは失礼、失礼」という感じで、小走りするのも気まずいので、とことこと歩いて渡ったのだった。通り過ぎると、順次発車する。2台目と3台目の車は1台目よりも手前に止まったので、8車線目に止まった1台目の車が最後に発車したのは言うまでもない。ドライバーの顔は見れなかったけど、あの手振りは「さっさと渡れよ!!」を御行儀よく表現していたのだなぁと分かった。
また、靖国通りよりも広い大通りで、信号のない横断歩道にポツンと立つ一人の歩行者のために止まるマナーの良さ(か、交通ルールの厳しさ?)に脱帽した。

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桟橋の先まで行くと、「人間は面倒だなぁ」とばかりにカモメが、出迎えた後、「オラは好きな時に好きな所行けるぜ」とばかりに飛んで行った。
桟橋の後は、シアトルのシンボルタワー、スペースニードルだ。

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タワーの麓には変な形の建物ポップカルチャー博物館もある。布が襞を打っているようにも見えるが、硬い壁である。神戸のフィッシュダンスなどを設計した建築家フランク・O・ゲーリーの設計だ。

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タワーからもポップカルチャー博物館を見下ろせる。

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市内の移動は、専用線を走るバス列車のような交通機関だ。

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改めて、Safeco Fieldを訪れる。この球場は開閉式で屋根が移動する。

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とにかくデカイ。
近づくと、写真に収まらない。そして、高い。
外野スタンドの最上部よりも、その上の照明よりも高い。その上空をすっぽりと屋根が覆うスケールだ。
そして、今の状態は球場部分は開かれていて、屋根は球場の外に出ている状態だ。

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屋根は球場の外に出て、何を覆っているかと言うと、下を直交して通る鉄道を覆っている。

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屋根を動かす車輪はさながら貨物列車と言っても過言でないくらいデカイ。

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下を通過する列車と対比して撮りたかったが、距離スケールも大きいので、対比が難しい。

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シアトルの建物と心のスケール感を刻んで、後にしたのだった。




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