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Pontianakの思い出(1) 日時計 [Indonesia]

インドネシアで書いてない場所が、まだ沢山あるので、引き続きインドネシアに戻る。
今回は、カリマンタンのPontianakポンティアナクである。
ポンティアナクは2回行った。
1回目は2017年4月22日で日帰りで、2回目は2018年3月10日、11日の一泊である。







ポンティアナクはカリマンタン島の西側にある。カリマンタン島の西側は北にマレーシア領やブルネイがある。
マレーシア領は、以前に行ったことがあったが、インドネシアのカリマンタン島に行ったのは、ここが初めてだった。

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田園が美しい。

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日帰りなので、飛行場で1日セットドライバーを探す。観光地のはずなので、観光タクシーのカウンターを探すが、見つからない。タクシースタンドに行く。ドライバーに直接申し込むのだろうか、半信半疑で先頭のドライバーに聞いてみる。
「観る所なんてないよ?どうしてもっていうなら、半日料金でも出すけど。」と言うことで、一応交渉成立。
車を出しても、「観光なんてどこ行くの?何もないよ?」
というので、「あーた、ポンティアナと言えば、コレよ、これ」、日時計と言う言葉がわからないので、iPhoneに出して見せる。
「あー、そこね。よく知ってるよ。そこならお安い御用だ。」という。
「本当に観光客いないの?わざわざ日本人が来てるって言うのに。」
ポンティアナックは、赤道の街なのである。ブログを見ると、春分の日に行って正午に影がなくなったと言う写真がワンサカ出ている。
それでも、ドライバーは「空港からここへ行きたいって言われたことはないよ?因みにそこ行った後は、どこ行きたい?」と言うので、
「他にもあるんじゃないの?博物館とか、でも良いよ?景色が良い展望台とか。」と答えると、
「えー、それじゃあ、行く途中に王族の家があるけど、見てみたい?」と言う。「あるじゃん、あるじゃん、行こう行こう」と宮殿に行くことにする。
「でも、インドネシアの王族ってジョグジャとソロだけじゃないの?」と首をかしげると、こちらの疑問は通じないようで、「ここは、西カリマンタンの王様の宮殿だよ」と主張する。インドネシアには、ジョグジャやソロ以外にも王族がいるらしい。
ほどなく、宮殿に着くが、猛烈な雨が降り出した。駐車場は舗装されていないので、ドロドロだ。案内係が寄ってきて、何か話しかける。
「駐めても良いけど、宮殿は閉まってるらしい。どうする?」とドライバーが言う。
「本当にここ王宮?」と意地悪に問い返すと、「ここがそうなんだけど、ちょっと待って」と再び案内係と話す。どうやら、なぜ閉まっているのかを聞いているらしい。
「王様が不在なので、留守中は閉鎖なんだって。」とドライバーの話が返ってくる。
「へぇ、留守から戻ってきて、開くなら、先に日時計見て戻って来ようよ」と言うと、ドライバーは再び窓を半開きにして、案内係に問いかける。物凄い雨だ。
ドライバーが首を振って答えてくる。「ダメだよ。王様は昨日から旅行に出て、一週間戻ってこない。雨を上がるの待って降りる?」
この雨じゃ、ぬかるんでいて、雨が上がっても足が泥だらけだ。ジャワ以外に王家が残っていると分かっただけでも収穫だ。
「それじゃあ、日時計に行こうか。」
豪雨だったので、王様が住んでいるのが宮殿なのか、掘っ建て小屋かも確認できなかったが、日時計に向かうことにした。
日時計の方に行くと、嘘のように雨が上がった。

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ぬかるみは残るが、日時計に着いた。
入り口も小さいもので、看板も驚くほどクシュんと小さく、木の陰にヒッソリと立っていて目立たない。でも、「ようこそ」とは書いてある。

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日時計の周りは公園になっていて、きれいに整備されている。
さっそく、本当に赤道に来たかを調べる。

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海抜10mで北緯0度0分3秒だ。iPhoneに感激をもらった。
大きな建物は、日時計をモチーフにした博物館だ。
そして、館内にも日時計の模型が展示されている。

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1928年にオランダの学者が最初の日時計を設置し、その後、博物館は何回か改修されたらしい。
館内には、真ん中に鎮座する模型以外はあまり見るものはなく、辛うじて、周辺整備の模型が目を引いただけだった。公園は河に面している。

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外へ出て、公園を散策する。

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河は太く、タンカーも通過する。

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この後は、ドライバーにオススメのレストランだ。

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魚料理がオススメだよ。と言われて入った。ご馳走しようと思って誘ったのだが、入ってこなかった。そのため、安直に一番たかそうなのを選んだのだが、どこにでもありそうな魚料理のような気もした。

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食後は、空港に送ってもらってドライバーとは別れた。
食後といっても、既に3時ごろのランチだったので、空港に着いたら夕方だ。

空港の緯度は南緯0度8分53秒。大した距離ではない気がしたが、案外数字は異なるようだ。

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赤い夕焼けを見ながら飛行機は滑走路へ向かった。

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