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Bandar Lampungの思い出 2 [Indonesia]

引き続き、Bandar Lampung バンダル・ランプンだ。


バンダル・ランプンの空港から街までは、舗装の悪い道を行くので、1時間程度かかる。
ある時、バスに乗って、撮った風景がこの写真だ。

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田園風景が延々と続く。
車中は、ガタガタ道でゲンナリした客ばかり、それも特に女性や老人には答えるだろうと思って見回すと、そうでもないらしい。けっこうケロッと、元気な顔をしている。
特にアナウンスはない。
例によって、運転手と車掌の二人体制だ。
出発してから、車掌が車内を歩いて、料金を集めたり行き先を聞く。
バス停は無いから、路線上ならどこでも降ろしてくれる。
「そこ行くなら、ここで下ろすよ。」と、一人一人確認する。
それにしてもうるさい。車両は新しく小綺麗だが、案外エンジンもうるさいし、ガタガタきしむ音もうるさい。
自然に車掌の声も乗客同士の会話も怒鳴り声だ。
色んな音が入り混じっていて気がつかなかったが、大音響の一つはラジオの音楽だった。
気がつくと、この曲はけっこう良い。
最初は大した事なく、ラジオのパーソナリティが興奮して紹介するから期待したのに、女性ボーカルか何て思って聴いていると、男性に変わる。デュエット?とか思って、終わる頃には、自分の中でこの曲を良い曲と認めるか迷っていた。



辛いのは、曲名を聞き逃していた事だ。
この旅行が終わってからも、曲名の分からないこの曲のことが頭を離れない。歌詞のごく一部は覚えていても、それがタイトルかも分からない。
もっとも覚えてると言っても、berbeda di antara kita とか、bukan berartiとか2、3語の部分だけだ。家でラジオ聞いててもかからないし、数ヶ月、半年か、一年くらい、気にかけていて、もう無理だと諦めていた。
ある時に別の曲でHivi!を聞き、たまたまこの曲に再会したのだった。その曲はPelangiという、全く曲調が異なる曲で、YouTubeでそのまま流していたら上[↑]の曲が出てきた。
そんな大切な出会いも、バスに乗ったからかなと思ってみる。


さて、すっかり話しは遠のいていたが、バンダルランプンに戻る。
街は空港から南に位置している。それに対し、北に行くと、象が放牧されているというパンフレットをある時、入手した。

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下段の左から2番目にあるTaman Nasional Way Kambasワイ・カンバス国立公園だ。
右上の地図を拡大した。

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右上の地図がLampung州だが、Taman Nasional Way Kambasは東岸の半分から北側らしい。
ほぼ中央にBandara Raden Intenと書かれているのが、空港で南にBandar Lampungの街がある。ワイ・カンバス国立公園は街と反対方向で、しかも距離はBandar Lampungより遠い。
でも、象を見に行こうと決めて、行ったことがある。
空港で車を探す。ワイ・カンバスへ行きたいとタクシー会社に伝えるが、そんな場所はないと言う。ここから、北東の方だと説明するが、的を得ない。
彼らは、地図は頭の中にあり、本物の地図を見ても、実際の方向感覚とマッチしない。
「象がたくさんいるところ」と言っても、分からない。
一人、また一人とタクシーカウンターの案内嬢が運転手に聞いてくれるのだが、誰も分からない。真顔で、あそこじゃないか、ここの間違いじゃないかと、色々な地名を言ってくるが、道順を聞くといずれも南方面だ。
仕方がないので、諦めた。

新しいリクエストは、海岸が綺麗なところをドライブで周って欲しい、にした。
地図があるわけではないが、概略のコースを話し合う。空港からランプンを南下すると、西と東に二つの半島がある。東の半島を南下していくのがオススメだと言うので、合意した。

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街を超えて、半島に入っていく。まだ片側2車線だ。

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半島に入ると車線は片側1車線になる。写真では判別できないが、舗装状態は悪く、タイヤと同じくらいの大きさの穴が口を開けていることもあり、ゆっくりとしか進めない。

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出発して1時間半ぐらいだろうか、目的のビーチに着く。
日本の海の家のような小屋が立ち並ぶ。通常の土曜日なので、観光客がたくさんいるわけではない。

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海水浴を楽しむ家族がちやほや見える。
なんだか小汚いビーチだなぁと思って写真を撮ってみたものの、なかなかどうして、写真にしてみると海の水は案外綺麗な色をしている。

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船の写真を撮っていると、向かいの島まで行かないかと船主が売り込みに来る。10分で着くと言う。水着があるわけでもないし、沈没しても困るので、執念深い客引きを振り切って断った。

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しばらく、のんびりしてから街の方へ引き返して、レストランを探す。
Lampungの名物料理が食べたいと、運転手に告げると、悩みこんでしまい、携帯電話で友達に相談を始める。
何人かけると、表情が明るくなる。「いいところが見つかったよ。ここなら、絶対大丈夫だ」


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