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ジャカルタの思い出(5) スカルノハッタ空港 [Jakarta]

久々にジャカルタのことを書こうと思う。スカルノハッタ空港にできた鉄道についてである。
スカルノハッタ空港は厳密にはジャカルタの西隣のバンテン州タンゲラン市にある。







写真は2018年2月4日に撮影したものである。

この日に旅行の帰りに、少し探検してみたのである。
もともと、この空港には鉄道がなかったのだが、ターミナル間を移動する交通システムとジャカルタ市内と空港を結ぶ鉄道が完成したのである。
完成してしばらくしたので、乗ってみることにした。

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係員もまだ不慣れで緊張気味の運用といいたいところだが、

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職場の仲間と談笑しながら運転している。運転手に横から、「これ何?」とか、「お前すごいな!」等と、まだまだ珍しいらしい。


列車からは空港がよく見える。
こちらが最新の第3ターミナル。

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第3ターミナルと第2ターミナルは隣同士で、すぐに見えてくる。

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第2ターミナルの駅が見えてきた。

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第2ターミナルは扇形をしていて、扇型の内側に沿って列車が走る。ターミナルの正面はもともと駐車場になっている。駐車場の中に高架橋を新設した。

第2ターミナル駅に停車中に次の駅を見る。
この駅がジャカルタへの鉄道の乗換駅である。第2ターミナルから90度円弧状に曲がった位置にあるが、乗換駅の先は相似形に円弧状に曲がり、第1ターミナルがある。

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鉄道乗換駅で降りるとターミナル間移動列車の時刻表があった。各駅でもったいぶって停車しなくてもひっきりなしに運行すればいいのに。

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すると、鉄道駅なので、鉄道の時刻表もあった。

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ルートマップも表示される。

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駅には、空港の拡張計画の紹介も掲示されていた。
まずは滑走路やタクシー路を整備するらしい。

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その後、平行滑走路を結ぶ太いタクシー路も整備予定らしい。

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そして、ターミナル4の計画もあるらしい。

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この写真を撮った頃は、2018年8月にジャカルタで開催されるアジア大会のために公共施設整備を急速に進めていて、盛り上がっていたが、果たしてこの展示の計画通りに進んだのだろうか。

鉄道の駅は近代的だが、閑散としている。

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車内も人は見えず、動いているのはクーラーだけで、寒い。

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シートは固定席で、自由席。誰もいないので、超自由席だ。

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既に日が暮れてしまったが、すれ違いの列車の様子。
暗いので、よく見えなかったが、田舎の方は単線だったようだ。駅での待ち時間が長く、駅ですれ違いがあった。

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大急ぎで作ったジャカルタ市内の新スディルマン駅。

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インドネシアの鉄道は同じ線路に複数の鉄道会社の列車が走る。
そして、それぞれの鉄道会社がそれぞれの鉄道会社専用の駅に停まる。とても不便なシステムだと思う。
例えば、山手線の線路を京王線や小田急線も走り、それぞれ、京王新宿駅、小田急新宿駅を建設するということである。
そうすると、JR新宿駅の前後に別に京王新宿駅や小田急新宿駅ができるので、乗り換えるためには線路方向に長距離を歩かないといけない。多分、日本にはないシステムだと思う。
というわけで、せっかく大通り直結かつ利用者が多い通勤線のスディルマン駅の隣に新スディルマン駅を作っても、人気はなさそうだった。
この後、通勤線のターミナル駅として利用者の多いマンガライ駅まで延びるということも聞いていたが、どうなったのだろう。


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